鬼滅の刃を大人買いして一気読みした感想|今さらでも読む価値がありました
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『鬼滅の刃』を全巻読み終えたのは、ブームのピークからだいぶ遅れた2024年の夏でした。途中まで読んでいたところから一気に読み進め、16巻から23巻までは数日でまとめ買いして完走。「今さら鬼滅か」と思いながら読み始めた私が言います。今さらでも、読む価値がありました。
遅れて読むことは、実は贅沢だった
連載中にリアルタイムで盛り上がるのも楽しいと思います。ただ、遅れて読む側には遅れて読む側の特権があります。完結済みの物語を、続きを待たずに一気読みできることです。
連載を追っていた人たちが1週間ずつ待たされたクライマックスを、私は「続きが気になったら次の巻」で駆け抜けました。特に終盤は止まりませんでした。16巻を読み終えた時点で残りを全部買うことを決め、数日後には最終23巻を閉じていました。深夜に「あと1巻だけ」を繰り返すあの感覚は、一気読みでしか味わえません。
終盤のスピード感がすごい(ネタバレなしで)
物語のクライマックスとなる無限城での戦いから最終決戦にかけての展開は、体感速度が異常でした。詳細は伏せますが、息をつく暇を与えない構成で、巻をまたぐ手が止まらない。「少年漫画のクライマックスはこう畳むのか」というお手本のような疾走感だと思います。
そしてこの作品の芯にあるのが、キャラクターたちの死生観です。鬼と人、それぞれが「どう生きて、どう終わるか」を背負っている。バトル漫画なのに、読後に残るのは戦いの興奮よりも、命の重さについての静かな余韻でした。子ども向けのブームと侮っていた自分を反省しました。
「家族で話せる漫画」の強さ
読み終えて実感したのが、国民的作品の共通言語としての強さです。あれだけ社会現象になった作品なので、映画やアニメで内容を知っている人が周りにたくさんいる。家族で同じ作品の話ができる漫画は、実はそう多くありません。
「推しのキャラは誰か」だけで会話が成立するのは、読み終えた後のおまけとしてかなり大きいと思います。
まとめ:ブームが去った後こそ読みどき
流行りものを後から追いかけるのは少し気恥ずかしいものですが、完結済みの名作を静かな環境で一気読みできるのは、遅れてきた読者だけの特権です。私の漫画まとめ買いの記録は 大人になってから大人買いした漫画たち にまとめています。
なお、完走後に勢い余って英語版の Demon Slayer Vol.1 も買いました。漫画で英語学習を試した話は 鬼滅の刃の英語版で英語をやり直してみた に書いているので、興味のある方はそちらもどうぞ。