買ってよかった

『創世のタイガ』にハマった話|原始時代サバイバルの面白さ

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「次の1冊で止めよう」と思いながら、気づけば6巻から13巻まで途切れずに買い進めていました。森恒二さんの『創世のタイガ』です。1冊読み終えるたびに「ここでやめられるわけがない」と次を買っている時点で、完全にハマっています。今回はこの作品の何がそんなに面白いのかを書いてみます。

どんな漫画か(ネタバレなしの範囲で)

『創世のタイガ』は、現代の大学生たちが、クロマニョン人が生きる原始の時代にタイムスリップしてしまうサバイバル漫画です。主人公のタイガたちは、スマホも電気も薬もない世界に放り出され、現代で身につけた知識だけを頼りに生き延びる道を探ることになります。

この導入だけでもう面白そうだと思いませんか。私は思いました。そして実際、期待を裏切られませんでした。

「原始時代×現代知識」という設定の妙

サバイバルものは数あれど、舞台が原始時代というのが本作の妙です。無人島やジャングルなら「救助」や「帰還」という出口がありますが、時代そのものが違うとなると、文明側の助けは一切あてにできません。

その代わり、主人公たちには現代の知識があります。火の起こし方、道具の作り方、狩りの工夫。学校で習った程度の知識が、この世界では文字通り生死を分ける武器になる。「自分ならあの知識を思い出せるだろうか」と考えながら読んでしまう没入感は、この設定ならではだと思います。

しかもこの世界には、私たち現代人の祖先とは別の人類や、今は絶滅した巨大な動物たちが生きています。人類がまだ「最強の生き物」ではなかった時代の緊張感が、物語全体に張り詰めています。

森恒二さんのサバイバル描写は説得力が違う

作者の森恒二さんは、『自殺島』などのサバイバル漫画で知られる方です。私が本作を信頼して読み進められたのは、この作者ならではのサバイバル描写の説得力によるところが大きいです。

食料の確保、水、寒さ、怪我。生き延びるための課題がひとつずつ具体的に積み上がっていき、ご都合主義で飛ばされることがありません。そして極限状態に置かれた人間たちの心理——結束と対立、リーダーシップ、弱さの露呈——の描き方が、とにかく生々しい。サバイバルの「サバイバル」たる部分から逃げない作風です。

創世のタイガ 1
創世のタイガ 1 導入の1巻からぐいぐい引き込まれます。私は13巻まで止まりませんでした
創世のタイガ 最新刊
創世のタイガ 最新刊 私は6巻から13巻まで途切れず購入。続きも買うつもりです

まとめ:「次で止めよう」ができない漫画

便利さに囲まれた生活を当たり前だと思っている現代人ほど、この作品は刺さると思います。読み終えたあと、蛇口をひねって水が出ることに少し感動している自分がいました。

ちなみに私が『創世のタイガ』を買い進めた経緯は、大人になってから大人買いした漫画たち でも触れています。漫画への散財が止まらない方は、そちらで一緒に苦笑いしてください。