呪術廻戦を単行本派で追いかけています
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『呪術廻戦』を、私は単行本派で追いかけています。連載を毎週追うのではなく、単行本が出たら買って、まとめて読む。直近では26巻と27巻を、それぞれ発売時期に購入しました。新刊の配信が始まった瞬間の「出てた!」という小さな高揚感は、単行本派だけの楽しみだと思っています。
どんな漫画か(ネタバレなしの範囲で)
『呪術廻戦』は、人間の負の感情から生まれる「呪い」と、それを祓う呪術師たちの物語です。主人公は、驚異的な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁。ある出来事をきっかけに特級の呪物「両面宿儺」を自らに取り込んでしまい、呪術師を育てる学校に身を置くことになります——という導入です。
アニメ化もされた大ヒット作なので、タイトルだけは知っているという方も多いと思います。私も最初はその一人でした。
作品の空気は、ジャンプチャンネル公式のスペシャルPVが分かりやすいです。原作の絵がそのまま動きます。
『呪術廻戦』21巻発売記念スペシャルPV【死滅回游】|ジャンプチャンネル公式(YouTubeで見る)
「呪い」という設定の現代性
読み始めて唸ったのが、呪いの発生源が人間の負の感情だという設定です。恐怖、嫉妬、後悔。誰もが日常で抱えるどす黒い感情が、この世界では実体を持って人を襲う。つまり呪いの供給源は、特別な悪役ではなく私たち自身なんですよね。
ストレスや不安と付き合いながら生きる現代人にとって、これほど「わかる」設定はないと思います。ファンタジーなのに、どこか他人事にできない。この生々しさが本作の土台になっています。
スピード感のあるバトルと、喪失の重さ
バトル描写は、とにかくスピード感が際立っています。ページをめくる手が追いつかないような疾走感があって、単行本でまとめて読むと一気に駆け抜けてしまう。私が単行本派を続けているのは、この疾走感を途切れさせずに味わいたいからでもあります。
一方で、この作品は喪失の描き方に容赦がありません。詳細は伏せますが、「この漫画は守ってくれない」と読者に思わせる緊張感が常にあります。軽やかなバトルと重い喪失。この落差こそが『呪術廻戦』の中毒性だと私は思っています。
物語の終わりが見えてくる寂しさ
26巻・27巻あたりまで読み進めると、物語が終盤に向かっていることがはっきり感じられます。決着がどうなるのか早く知りたい気持ちと、この世界が終わってしまうのが惜しい気持ちが、単行本を閉じるたびにせめぎ合う。長く追いかけてきた作品だけが与えてくれる、贅沢な寂しさです。
だからこそ私は、あえて単行本のペースでゆっくり追っています。結末を急いで知るより、1冊ずつ味わって終わりに近づいていくほうが、この作品との付き合い方として合っている気がするからです。
まとめ:追いかける楽しみを分け合いたい
完結済みの漫画をまとめ買いするのも最高ですが(その散財記録は 大人になってから大人買いした漫画たち をどうぞ)、続いている物語を新刊のたびに追いかけるのは、また別の楽しみです。『呪術廻戦』はその筆頭。これから読み始める方が正直うらやましいです。あの疾走感を、初見で味わえるのですから。
