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それでは本編です。
父親失格1は以下からご覧ください。
ある日仕事一途だった父が仕事を辞めることになりました。
理由は祖父母の体調悪化のためです。一家で引っ越すことは子供達への影響が大きいということもあり、父が長年勤めた会社を早期退職し、1人で介護をすることになりました。
この時の父にうまれた悔しさは、大木の根より心深くまで入り込んでいたと思います。
しかし、仕事を辞めて父が変わり始めました。
私とコミュニケーションをとってくれるようになり、笑顔をみせてくれるようになりました。
今までの父では考えられなかったことです。
週末に一緒に農業をしたり、パソコンの使い方を教えてくれたりと父親らしいことをしてくれました。
今では嫁を家族として迎え入れ、孫をかわいがる良いおじいちゃんです。
ここから思うことがあります。
父親になるタイミングはそれぞれでもいいのかなということです。
父親失格。
と、父は言っていたことがありました。
暴力はもってのほかでそこは死ぬまで反省し続けてほしいと思っています。
しかし、人には生まれ持ったキャパシティがあって、それが漏れに漏れていた父の器はヒビが入りあらぬ方向に漏れていたのだと思います。
ということが大人になってやっとわかる。
昔の私は父さんが父さんだということを認めることができなかったが、あの時の父さんも父さんだったんだなということがわかる。
たぶん、いま昔の私にとっての過去の父さんが父さんとして受け入れられた気がする。
という瞬間があったわけです。
普段子育てはこうした方がいいとか、こう思うとか偉そうなことを言っていますが、父親になるタイミングは人それぞれかもしれない。とも思うわけです。
少なくとも昔の私にとって受け入れ難い父は一緒にいる人としては怖かったですが、家計支えてくれている人としては立派でした。
まぁ許せないことも多々ありますが。綺麗事は抜きにして。
そして、子供が大事な時期一緒にいなかったことはどう頑張っても取り返せません。
5歳までの子供の脳が人生で1番成長する時に、温かい家庭でたくさんコミュニケーションをとることができなかったとしても、取り返せない。
これは本当に耳に痛いことで、受け入れるしかないと思います。
ちょっとこれは私に言い聞かせておかないといけないので強めに。
今の時期は今しかないねんで!!!エセやで!!
取り返せないものがあることを受け入れつつダメだったことは仕方がないので今からできることを頑張るしかない。
私にはまだ我が子と過ごせる時間があるので頑張ります。
さて、今日病院の待合室でそんなことを思いながらスマホをいじっていたら我が子が待合室のソファから落ちそうになっているのを他の人に注意されました。
本当に危なかった、、、
見ていてくれた人ありがとうございます。
私は父親失格だと思いました。