イヤイヤ期に備えて『マンガ モンテッソーリでわかるイヤイヤ期の子どものたすけ方』を読みました
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「じぶんで!」が始まった我が家
最近、我が子の様子が少し変わってきました。靴を履かせようとすると全力でのけぞる。スプーンを取り上げると怒る。こちらが良かれと思って手伝うほど、泣き声のボリュームが上がる。まだ本格的なイヤイヤ期ではないのかもしれませんが、これは前兆だな、と父親の勘が告げています。
看病続きだった1歳の頃 は「体調が戻ってくれれば何でもいい」と思っていたのに、元気になったらなったで次の悩みがやってくる。子育てとはそういうものなのでしょう。丸腰で「魔の2歳」を迎えるのが怖かったので、評判を頼りに一冊読んでみました。あべようこさんの『マンガ モンテッソーリでわかるイヤイヤ期の子どものたすけ方』です。
マンガ形式は、寝不足の親への実利です
先に身も蓋もない感想を言うと、この本の最大の美点はマンガであることだと思います。寝かしつけ後の消耗した頭でも、1エピソードずつサクサク読める。私は3日ほどで読み終わりました。分厚い育児書を枕元に積んだまま挫折した経験のある身としては、「読み切れる」こと自体が立派な価値です。
私が受け取ったことは3つ
内容の詳細は本に譲るとして、私がメモした学びは3つです。
1つ目は、イヤイヤは「自分でやりたい」の裏返しであり、成長の証だということ。やりたい気持ちは育っているのに、それをまだ言葉にできないから、泣く・のけぞるという形で出てくる。そう捉えると、玄関でのけぞる我が子が「反抗している敵」ではなく「言葉が追いついていない挑戦者」に見えてきます。
2つ目は、大人が先回りしすぎないこと。時間がないとつい親がやってしまいますが、それは子の「自分でやりたい」を摘んでいるのかもしれません。急いでいない朝だけでも、待つ時間を作ろうと思いました。
3つ目は、小さな選択肢を用意して「自分で選ばせる」こと。「着替えなさい」ではなく「赤と青、どっちにする?」。我が家でも試したところ、真剣に悩んで青を指差してくれました。毎回効くわけではないですが、成功率は体感で上がっています。選択肢は2つくらいの小さなものにするのがコツのようで、たしかに「どれでもいいよ」と全部を差し出した日は、かえって決められずに泣かれました。親が枠を作って、その中で選んでもらう。仕事の段取りにも通じる話だなと妙に納得しています。
本の通りにいかないのが子育て。それでも読んでよかった
正直に書くと、本を読んだ翌日も我が子はのけぞっていましたし、選択肢を出しても両方投げ捨てられる日があります。本の通りにいかないのが子育てです。
それでも読んでよかったと思うのは、親の側に「解釈の地図」ができたことです。目の前の号泣を「困った行動」と読むか「成長の途中経過」と読むかで、こちらの気持ちの消耗がまるで違う。地図があっても道に迷うことはありますが、現在地の見当がつくだけで、ずいぶん気持ちが楽になりました。これから本番を迎える我が家の、心の準備運動になった一冊です。