子育て

3歳がピアノをはじめたので KAWAI のミニピアノを買った|乗っても壊れない木の鍵盤

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3歳の子が、ピアノをはじめました。

そうなると欲しくなるのが、家で触れる鍵盤です。ただ、本物のピアノや電子ピアノを3歳のために置くのは、場所も値段も気が重い。かといって、音がおもちゃっぽいキーボードだと「ピアノ」として触らせる意味が薄い。その間を埋めてくれたのが、KAWAI のミニピアノ(グランドピアノ型)でした。

先に結論を書くと、音が良くて、子どもたちが上に乗っても壊れていません。そして何より、家でピアノで遊ぶきっかけになっています。

選んだのは、楽器メーカーが作ったトイピアノ

KAWAI は本物のピアノを作っている楽器メーカーで、そのカワイが「トイピアノ」として出しているのがこのシリーズです。おもちゃ売り場の電子キーボードとは、音の出る仕組みが違います。

KAWAI ミニピアノ グランドピアノ(ナチュラル・品番1144)の主な仕様:32鍵(音域 F5〜C8)、サイズ 425×450×205mm、本体重量 3.1kg、本体は木製、音源はアルミパイプ、対象年齢3歳以上。基準ピッチ A=442Hz で調律され、各音は基準から −10〜+20セントの範囲に収められています。電池は使いません。河合楽器製作所

ポイントは電子音ではなく、鍵盤を押すとハンマーがアルミのパイプを叩いて音が鳴ることです。スピーカーから出る音ではないので、強く弾けば大きく、そっと弾けば小さく鳴ります。本物のピアノと同じ「弾き方で音が変わる」感覚が、3歳でも体験できます。

もうひとつ、音程がきちんと調律されていることも大きい。おもちゃの鍵盤は音程が適当なものが多く、それで遊んでいると耳が慣れてしまいます。ピアノを習い始めた子に持たせるなら、ここは外せない条件でした。

使ってみて:音がいい、そして壊れない

届いて最初に鳴らしたとき、音が良くて驚きました。トイピアノの音というと「チーン」と安っぽく響くイメージがありましたが、これは澄んだ、少し懐かしい感じの音です。木の本体に響くからでしょう。大人が弾いても気持ちいい。

そしてもうひとつ、こちらのほうが切実な話なのですが、子どもたちが上に乗ります。グランドピアノの形で、ちょうどいい高さと広さの「屋根」があるので、座る、よじ登る、またがる。見ているほうはヒヤヒヤします。

ただ、今のところ壊れていません。本体が木でできていて、脚もしっかりしているので、おもちゃの中ではかなり頑丈な部類だと思います。メーカーも「鍵盤は強い打鍵に備えて強度を上げ、蓋や腕木も頑丈に作った」とうたっていますが、たぶん想定しているのは乗られることではないはずです。それでも持ちこたえているので、作りの良さは信用していいと思います。

頑丈とはいえ、3kg の木の箱です。乗って倒れたら子どもも本体も無事では済みません。置き場所は平らな床にして、棚や台の上には置かないほうがいいです。「乗らない」と言い続けるのも、たぶん親の仕事です。

家でピアノで遊ぶ「きっかけ」になった

一番良かったのは、この一点です。

ピアノを習い始めても、家に鍵盤がなければ、レッスンとレッスンの間は何も触れません。ミニピアノがリビングにあると、通りすがりに鳴らすようになります。習った曲の出だしを弾いてみる、適当に鳴らして歌う、きょうだいで交代で叩く。「練習」ではなく「遊び」として鍵盤に触る時間が、毎日少しずつ積み重なります。

大人が強制しなくても、そこにあれば触る。3歳にとっては、それで十分だと思っています。本格的に続けるかどうかは、この先に本人が決めればいい。

KAWAI ミニピアノ グランドピアノ ナチュラル(1144) 32鍵・木製・アルミパイプ音源のトイピアノ。音が良く、子どもに乗られても今のところ壊れていません。3歳がピアノをはじめた我が家で、毎日鳴っています

買う前に知っておきたいこと

32鍵なので、弾ける曲は限られます。音域は F5〜C8 で、本物のピアノの右手側だけ、という範囲です。童謡や習い始めの教本の曲なら足りますが、両手で広く使う曲は弾けません。レッスンの練習用というより、「家で鍵盤に親しむため」の楽器と考えたほうが期待とずれません。

値段は1万円台後半で、おもちゃとしては高めです。ただ電池も電源も要らず、壊れにくく、下の子にもそのまま使えます。おもちゃの電子キーボードを何台か買い替えることを考えると、長く使える1台として納得できる価格でした。

色はナチュラル(木目)とブラックがあります。我が家はナチュラルにしました。リビングに置いても家具になじみます。

3歳前後でピアノや音楽をはじめた子がいる家庭には、素直におすすめします。鍵盤を「置いておく」だけで、子どもは勝手に触ります。